地方の素材、編集日記。

ブランドを育てるって、こんなかんじなんだ。

あっという間に満たされるから、ハマる。でも、煮詰まって焦げ付く前に、火からおろそう。

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ここ数日、いろんな人の仕事の仕方を垣間見た。

楽しそうな人。苦しそうな人。ゆったりしている人。焦っている人。

 

それぞれの人生のタイミングによって、仕事はいろんな顔を見せる。

 

あまりに人によって、捉え方が違いすぎて、自分が当たり前に「仕事ってこんなもんだよね」と考えていることとの差がすごかった。

 

だから正面きって現時点での「いい仕事ってなんだ」というバカでかい問いに向き合ってみたいと思う。

 

まずはじめに。私のポジションを明確にしておこう。

 

私は、仕事はそこそこ大事にしたい派だ。

フリーランス的に仕事をしている。

単純作業はいや。反復作業もすぐあきてしまう。

 

自分がそこそこ面白がれる、インパクトがあるものを選んだ結果、裁量の幅が広い仕事をしている。仕事をしなきゃいけない場所も時間は決まっていない。

 

一方で、フリーランスのようなものなので、安定性は低い。

自分の仕事の結果を見て、今後この人と仕事をし続けたいのか検討をされる立場にいる。

 

明確に結果が数字で出る仕事なので、私に仕事を発注する側が判断しやすい。プレッシャーが強い。

 

がむしゃらに仕事をしたらよさそうだけど、もう30半ば。ただ、仕事だけをやって人生過ごしていきたいと思っているわけでもない。

今の仕事以外に、やりたいこともある。余白がほしい。

だから、仕事のために全てを捧げることはしないし、捧げたいと思っていない。

 

 

「あなたの人生を、この仕事に捧げてほしい」と言われたら、どうするだろう。

凍りつくのか。捧げるという言葉の具体的イメージを聞き出して、やれるやれないのコメントをするか……。よくわからない。その場に直面したらオロオロするばかりかも。

 

 

こんなかんじだ。

 

 

それで、「いい仕事」である。

「いい仕事」ってなんだろう。

 

金払いがいい、うんぬんではない。

仕事のクオリティのはなしだ。

 

「いい仕事」はいつも、他人に評価されて決まる。

自分がいい仕事だなぁ。やりきったぜ!と思っていても、その仕事をお願いした人にとってピンとこなければ、意味はない。

 

例えば。すごーーく丁寧に剪定などして、お庭をつくるのが仕事とする場合。

洋風のお庭を求めていたお客様に、ものすごい美しい日本庭園ができました!と言っても意味がないようなものだ。

 

 

この他人からの評価が、厄介だ。

いつも、ついてまわる。

 

ものすごいブランド力のある有名人が仕事をする場合はまた別かもしれない。

「●●さん」とご指名していただき、「●●さん」の提案するものならなんでも試してみたい、と思ってくれるファンやお客様がいれば、厄介度は低いだろう。

 

でも、私含め、そんな人は少数派だ。

 

だからいつも他人から評価されることを、大なり小なり気にすることになる。

 

しかも、この評価は、力強い。

「あなたの仕事のおかげで、こんなに助かった」なんて言われた日にはもう。

単純なので、すぐうれしくなってしまう。自分を認めてもらった感がすごい。

誰にでもあるだろう認められたい気持ちにスコーーンとストライク。

 

やられてしまう。

また、ありがとうって言われたい。

また、認めてほしい。

 

気がつくと認められたい欲で支配されそうになる。

 

 

 

でも、この他人からの評価を気にする塩梅こそが、「いい仕事」を決めるポイントなんじゃないか。

 

いろんなスタンスで仕事をしている人を見たと冒頭、伝えた。

 

この人たちを、幸せそう度(充実している度)の高低にプロットしてみる。

すると……。

 

 

見事に、別れるのだ。

 

「いい仕事」を他人の評価をそこまで気にしていない人は、幸せそうで、充実しているように見え、「いい仕事」を他人の評価を大いに前提としている場合は、総じてしんどそうであった。

 

 

仕事をするときに、自分の目線を入れる。

自分が個人的に大事にする基準みたいなもの、を入れ込むと

認められたい欲求と紐づく他人からの評価から、多少、自由になるのかもしれないと思ったのだ。

 

もちろん、自分基準だけで動いて、洋風の庭を求めるお客様に日本庭園を造る庭師になってしまっては本末転倒だ。

 

だけれども。

これを頭に入れとくと、少し、自分に自由と余裕とが生まれる気がする。

 

 

 

「いい仕事」の世間一般での考え方はもちろん、自分目線で「いい仕事」も、きっと変わっていくし、

そこへ自分がどう関わるか(自分が「いい仕事」をすべくがんばるのか、頑張りたいと思うのか)もどんどん変わっていくものなんだろう。

 

 

おいしい料理は、煮詰まって焦げつく前に火からおろす。

おろして、また中身を調整する。

 

たぶん、これは仕事も同じ。

 

火からおろして、ちょっと冷まして、様子を確認する。

必要に応じて、調整する。

 

そうしていけば、焦げ付かせずにおいしいものができる。

 

 

それを定期的にやるようにするってことが「いい仕事」なのかなと。

私は今時点で考えているなと思った。

 

(おしまい)

 

これは、天狼院書店ライティングゼミの課題提出のために作成しました。

前回に書いた後、何回か書いて、ボツって。また掲載。

 

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少しでも張り合いがあると、書けるもんなのだなぁ。

 

最近、頭の中に響くのは、自分のスキルは仕事のためだけに使わなくたっていいってこと。あくまで、自分の人生の一部の切り売りにすぎないのだから。得たものは、好きなことを表現するために、使ったっていい。シンプルなことなのに、気がつくまでに時間がかかったなぁ。

 

今回は、ここでスイッチオフに。

 

 

SWITCH meのアロマミスト、WEBで販売しています。眠りを助けるというコンセプトです。  

 

なお、お土産用商品を少し拡充し「リップ&ハンドバーム」を増産しました。熱海エリアで「商品置いてもいいよ!」という方、info★switchme.jp までご連絡くださいね。(★を@に置き換えてください)

支出をみつめることは、人生をみつめること。

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思い出してください。
あなたは昨日、なにを買いましたか?


おなかがすいて、ほか弁でのり弁を買う。
喉がかわいて、お水……とおもったけど、新発売のペットボトル入りコーヒーが試したくなって買う。
ガソリンを入れる。電気代を払う。

田舎に住んでいるのか。都会に住んでいるのか。
男か、女か。
何歳か。
子どもはいるのか。

みんな、それぞれに違いはあるけれど、変わらないのは、
ほぼ毎日、お金を使って暮らしているということ。

お金、どんなふうに使ってる?
ケチ? 太っ腹?


私は、新卒で就職してすぐ、ある事件があってものすごーーいケチになってしまった。

とにかく、自分の金にものすごく細かい。
もはや反応が自動化されてしまい、大盤振る舞いが非常に苦手な人間になってしまった。


きっかけは私が新卒のころ。
まだ仕事になれず、電話を取るのにもビビっていたころの話だ。
ある日、会社の机に座っていた私宛に、電話がまわってきた。

「内線2番に、電話だよ」

同僚にいわれて、何ごとだろうと思って受話器を取った。

「クレジットカード会社の担当の者です。今月、あなたの口座から引き落としをしようとしたんですけど、引き落とせなかったんですけど。入金額が足りなかったようです。1週間以内に、振込をお願いしたいのですが」


私は、頭が真っ白になってしまった。
ええ? クレカの人って、会社まで電話してくるの?
……はずかしい。



大学まで、そんなにお金に困ることはなかった。
恵まれていたのだと、思う。
仕送りは、不足がないようにいつも遅れることなく、振り込まれていた。
足りなくなって、追加をねだったこともあった。


それが、当たり前だと思っていたのだ。

でも、働き始めると、いままで当たり前と思ってきたものが、全く当たり前でないことに気がつく。今までどおり気前よくお金を使っていたら、とたんに足りなくなった。


私は懲りずに「まぁカードで払っとけばいっか」と気軽に使っていた。
その結果、払いきれずに、会社に電話がかかってきたのだった。


さすがに、同僚に白い目で見られるのがこわくなった。
次第にいつも、お金だいじょうぶかなと心配するようになった。

今まで楽しく、割に気前よく支払っていたものが支払えなくなり、楽しくなくなっていった。


こんな気持ちを持ち続けながら生きていくのはイヤだな……。

そう思って自力でお金の帳尻を合わせる方法を生み出した。


それが、自分の年間予算をつくる、という方法だった。

会社とか、国にあるじゃないですか。予算決めって。
あれの家計バージョンをやっているわけです。


お財布を、12カ月変わらずにかかるお金(私は一般会計と呼ぶ)と、ときどきエイヤ!と使うもの(こちらは特別会計と名前をつけている)の2つに分けて管理している。


一般会計は、ひとまず自分が何にお金を使っているのか洗うことからはじまった。
ちまちまと、スマホにメモ。
1か月分がわかったら、これをざっくり12で掛け算すると、1年分の一般会計素案のできあがり。


特別会計は、最初はテキトーに金額を設けた。
最初の1年はメモも同時進行。

ここで算数。
(一般会計)+(特別会計)= (年間の支出) になる。


ちなみに、今の人生の状況によるけれども、

(収入) - (年間の支出)=プラスの数字 であれば家計は黒字。ひとまず順調だ。
これが赤字だと、なかなかマズい。

お金を貯めたければ 
(年間の支出)+(貯金) = (収入)
になるようにうまーくお金を配分すればOK。

そこまで稼ぎが多くなくても、この配分が上手だと、幸せ度があがる。

今、ハッピーだったらそれでよし。
満足度が足りなければ、配分を変えてみる。

こうすると、全体のお金を使う量は同じだけれど、満足度はぐっと改善したりする。不思議なものだ。

支出を見つめると、自分が何に価値を見出しているかが明確になる。
(私は、旅とごはんと本に多めにお金をかけている。やっぱり、幸せ度を高くしたいからだ)


簡単な算数。
これだけなのに、深い。
これだけだけど、たまに人生をひっくり返してしまう。


例えば。
貯金と年間の支出がわかると、自分のやれることが明確にわかってくる。

(貯金)÷(年間の支出)= ゆるっと生き延びれる年月 だし、
(貯金)÷(一般会計)= 働かずにギリギリ生き延びられる年月 になる。

これは、新しいことにチャレンジできる時間と読み替えることができるかもしれない。




一見、なんでもないこと。
自分のお金の使い方を、ちゃんと意識して、見えるようにすること。

それが、自分の人生を変えていく。

人と違うお金の使い方ができれば、違う体験ができる。
人と違うお金の見通しが立てば、仕事の仕方を変えることができる。

マジで、そう思っている。


以前、お金の使い方についての記事を書き、天狼院のウェブサイトに掲載してもらったことがある。うれしかったけど、なぜか人にシェアすることに戸惑いがあった。

なんだろう。言葉にすると、自分で書いてはいるけれども、はずかしいというか、そんなことを言うべきではないとか、そんな気持ちがあるように思う。やっぱりお金ってある種のタブーで、聖域のようなところがあるのかもしれない。

やっぱり、年収いくらですか? とか、
家賃いくらのところに住んでますか? とか、親しい相手でも聞きにくいじゃないですか。
(私だけ?)

だからだろうか。
自分のお金に関する記事を、自分のFacebookに公開したところ、本当にたくさんのコメントをもらった。

この、ある種タブーなものを、見えるようにするって、おもしろいなって思ったのだ。


深いな、お金。
おもしろいな、お金。

とおもいつつ。今日もお金と仲良くするために
カフェ代をケチって近所の公民館のテーブルでこの文章を書いている。




あなたは、どんなお金を使いたいですか?

 

これは、天狼院書店ライティングゼミの課題提出のために作成しました。

お金シリーズ、割と反応がいいのかまた掲載してもらえました。ありがたい。

tenro-in.com

自分のライティングスキルをあげるため、後輩にスキルを伝えるために受け始めたけど、わりと楽しい。

 

まじめに仕事をしてきたスキル、仕事のためだけに使わなくたっていい。

自分が好きなことを表現するために、使ったっていいって思い出せたのがいいなぁ。

 

ちなみに。

このお金まわりの話、(長年研究してきたので 笑)もっと細かい本の紹介や私の実践の様子、また反響あれば書いてみたいなぁ。

 

文章は、家計のはなしだけど、事業もきっとおなじなんだよなぁと1年やってみて思っているところです。お金って、深い……。

 

今回は、ここでスイッチオフに。

 

 

SWITCH meのアロマミスト、WEBで販売しています。眠りを助けるというコンセプトです。  

 

なお、お土産用商品を少し拡充し「リップ&ハンドバーム」を増産しました。熱海エリアで「商品置いてもいいよ!」という方、info★switchme.jp までご連絡くださいね。(★を@に置き換えてください)

金が人の皮をむく。

「……ん? これでこんな値段するの?」
あぁマジか。こんなんだったら買わなかったのに……。あぁマジか。でも今からやっぱ買うのやめますなんて言えない……。


私は、ここ最近、そんな失敗ばかりしている。


最近も、やらかした。
ある日、友だちのSちゃんとご飯食べに行ったときのことだ。

Sちゃんは、絵に描いたようなバリキャリだ。ものすごい勢いで稼いでいる(と思われる)。着こなしている服も、バックも会うたびに更新されている。雑誌から飛び出してきたようなかんじで、私の前に現れる。ファッションに詳しくない私が見ても、身につけているのが上質だとわかる。

告白しよう。
そんな彼女とのご飯は、いつも若干の緊張感がある。ドキドキ、ソワソワするのだ。

なぜって?
Sちゃんが選ぶお店は、東京カレンダーに出てきそうな高級店ばかりだからだ。選ぶお店の価格帯が、自分がよく行くお店の会計額の10倍もするお店ってこともよくある。

私は食べるのが好きな方だし、毎日ジャンジャンお金を使っているわけではない。だから、支払えないってわけじゃない。はず。

でも、なぜか払うときに感じる「え~? こんなに……するの?」って感覚は、胸にズンと残るのだ。

この前は、「軽く一杯飲まない?」と言われて初めて行ったお店。値段を見て、仰天した。1杯少なくとも2,500円からって価格帯のカクテルが並んでいるのだ。

ドキドキ。ソワソワ。
うう。これ、サイゼリヤで2~3回ぐらい好き放題食べれるじゃん。それが、ちっこいグラスに入った飲み物のかたちで、目の前に出される。

ゴクッとひとくち。
……おいしい。
おいしいんだけど、なんだかうれしくない。

うれしくないと思う自分に、自分が戸惑った。
だって、自分も食べるのがすきだし、おいしいものが好きだから。あれ? って。
不思議な、感覚だった。

でも、数日でぱぁっと忘れてしまう。

自分だけの生活に戻るからだろう。戸惑ったことなど、スッと頭から抜けてしまう。
自分だけでごはんをたべたり、自分と近しい経済状況の友だちとごはんをたべて、飲んでいるだけだと、全く気がつかない。
見えなくなるのだ。

でも、また見える瞬間がある。また違う友だちKちゃんとお茶をすることになった時のこと。
Kちゃんは、言う。「お金を貯めているから、落ち着いたとこがいいけど、高いカフェはちょっと……」


あ! と思った。
たまたま待ち合わせたエリアは、オシャレなカフェがあちこちにあった。
着飾った客が、あっちにも、こっちにもいて話に花を咲かせていた。


私は、大いに戸惑った。そして、あせった。

自分では、お金のことを正直に(しかも、仲良しの友だちに)話すなんてことはできないと思っていた。だから、その意味でもショックだった。

自分にとっての許容価格も、人にとっては許容できない価格だなんて、完全に忘れてしまっていたことにさらにショックを受け。

さらにさらに、自分がこれについて思いを巡らせる機会がなかったということは、自分ルールに共感してくれる、ごくごく狭い範囲で生きてきていることがわかってしまったから。

3つが同時に頭に落ちてきて、大いに戸惑ってしまった。


結局、だ。
高価なものを楽しむには、もちろんお金という、経済的な余裕も必要だ。
ない袖は振れない。そもそも、お店でサービスを受けたり、商品を購入したりできない。

でも、それだけじゃない。
高価なものを楽しむには、精神的な余裕も必要なんだろう。


お金を支払うことができても、楽しめない。
お金の対価として、サービスを受けているのに、ナゾの負の感情が乗っかってくる。

この負の感情の有無は、どこからくるのかというと、精神的な余裕からきていきように感じる。この余裕は、生まれ持ったものにも関係してくるし、今どんな状況かを、ウソがつけないほど正直に自分に突き付けてくる。

ウソが、つけない。

お金は、その人がどんな場所にいるのか。
どんな毎日を送っていて、どんな世界を見ているのか、残酷に明らかにしていく。

外見だけではわからない。
外側の皮をむいて、暮らしぶりや価値観をあらわにしてしまう。

皮むき器のようなものなのかもしれない。

自分がサービスを使ったとき、商品を買ったとき。
友だちや家族など、身近な人のお買い物に付き合ったとき。

お買い物の瞬間にチラつくあれ? に目をこらすと、もっと自分のことがわかってくるのかもしれない。

(おわり)

 

さてさて。ずいぶんと久しぶりに、このブログを書いた。

趣向が違いすぎるって?

 

実は、1年ぐらい試行錯誤して(というか、アクセルの踏み方もブレーキの踏み方もよくわからず戸惑いつつ動いてみて。)

現時点での自分の感想としては……

 

細かく物事を管理するのが苦手。

大まかな絵をかいて、それをカタチにしていく道筋を考えるのが好き。

細かいものも、企画っぽい感じだと楽しめる。しかも、おそらく得意。たぶん再現性のあるなにかが私の中にある。(結果が残酷なまでにわかる、ダイレクトマーケティング。この意味では感謝。)

数字を運用する、みたいなのになると、途端に逃げたくなる。

みたいな自分の特性が見えてきた。

なんとなく、OL時代「こっちかなぁ?」と思って企画・制作の仕事に軸足を置くべく動き、そのままフリーランスになった。

強みで勝負する、という戦略は間違ってなさそうだ。

ただ、自分の強みはいろんな人の協力があってはじめて活きてくるものであって、1人では存在しえないし、逆に強みで勝負するのであれば、ちゃんと自分の得意を磨いて、広げたり深めたりしないとだめだなという結論に至った。

 

そのための最初の一歩が、文章を書くスキルのブラッシュアップ。天狼院のライティングゼミというわけで。

 

直接の部下ではないけど、制作まわり、後輩にあれこれ伝えていく機会が増えた。でも、一人前になってもらうのに、自分の言葉が足りてない。ちゃんと伝えられるようになりたい。自分なりにアレンジできたらおもしろそう。

そう思って書いてみました。

(ちなみに、これは天狼院の基準をクリアしたそうで。天狼院のサイトにも記載してもらいました。↓ )

tenro-in.com

 

きまぐれに、つくった課題をあげることも、ここのブログでやっていこう。

 

さて、今日はこのへんでスイッチオフ。

 

起業して1年、を振り返る。

早いもので、起業して1年がたちました。

私は、2017年の4月3日に登記(あたらしく企業をつくるよ!と登録)したので、まるっと1年経過したことにシンプルな驚きがある。

 

1年やってみて思ったのは「新しいことも、固定収入(的なもの)があれば、なんとかかたちになりやすいな」ということ。

 

正直1年間、どれだけアクセルを踏むべきなのか、踏んでいいのか、踏んだ状態に耐え続けられるのかわからずやってきた感がつよい。

 

このアロマミストのことだけに絞って、ざっくり振り返ると・・・・

 

2017年

4月 登記!フリーランスから法人成り。すぐにでも動きたかったが、会社の口座などを作るのに一苦労。

5~6月 銀行口座も、WEB上のショップも、ひたすら審査待ちにじりじりする。

7月 販売開始。早々に売り方に悩む。

8月~9月 なんとなく、こうすると売れるのかな?が見えてくる。

10~12月 売れるかな?仮説がゆらぐ。ジタバタ。

2018年

1~2月 なかなか思うようにいかず、模索。ちょっと疲れてくる。本とか読み漁ったりする。ECだけでなく、熱海エリアでの店頭売りをスタートする。

3月 「こうすると、売れそうだ」に一旦は目途が見える。店頭売りも、好調な場所がじわじわと。体制づくりに目が向く。

    

と、こんなかんじだ。

  

※この間、何度か自分が広告コンサル(ディレクターとして関わっている)お仕事では、ものすごいよい成果が出たりしている。限定商品が速攻売切れたり、目標の1.5倍~3倍ぐらい売れたり。仕事で10年ほど長く関わっているポジションでの成果は、不思議と落ち着いて見つめられる。(おっ!とは思うが、バンザイ!とはならない)売上の規模も何十倍もおおきいのに、人間の感覚というのは不思議なものだ。

 

さて、今年はどうするか。考えていることを次のブログに書きたいな。

 

最後に、私のブログについてあらためて。

身近な友人や、お取引をさせて頂いている方でこのブログを読んでいる方より「なんでここまで赤裸々に書くのか?見たことない」と言われる。

スタンスや美学の問題なんだと思うけど、私は自分を盛ったりだれかをディスったりして自分の正当性というか、正しさを振り回すのが苦手だ。かっこわるいな、サルっぽいなとさえ思っているのが1点。

 

自分の小さな小さな取り組みが、日本のどこかでおんなじように考えている人(若い人)の踏み台みたいになったらいいのかな、と思っている。自分がやっていることは小さくってまだこれからってことは重々承知している。だからこそ、自分の試行錯誤を人にオープンにすることに意味を感じてはいるってのが2点目。

 

あとは、今の自分はフリーランス時代の信頼貯金やらそのほかの理由で、他の起業する方と比較してゲタをはかせてもらっている感がある。定期収入だってある。その分落ち着いていられるなら、状況をシェアできたらいいなと思っているのが3点目。 あまりに自分の首をしめはじめたら、どこかで公開取り消しにするかもだけど・・・笑

 

ものすごいまったりとしたペースだけれど、文字を書くのはやっぱり楽しい。今まで、チラシやWEBのコピーばっかり作っていたけれど、自分の思いを外に出せる範囲でつむぐのは、楽しい。誰かの役にたてば、こんなにうれしいことはないなと思うのです。

 

さて。

今日はこのへんでスイッチオフに。

 

 

SWITCH meのアロマミスト、WEBで販売しています。眠りを助けるというコンセプトです。 

 

熱海エリアで「商品置いてもいいよ!」という方、info★switchme.jp までご連絡くださいね!(★を@に置き換えてください)

自分で考えるのは、難しいなぁー。

気がついたら、3月になっていた。

2018年も1/6が終わったことになる。早い。

圧倒的に早い。

 

前回のブログから1か月あまり。

あれこれ書こうとしていたけど、うまく文字にできずに結局1か月に1回ぐらいの

ゆるんゆるんなペース。

 

この1か月あまりで考えていたことは、端的に言えばどんなスピード感でやっていくか、なにを正解としていくか、ということだった。

 

以前、物を売るというフェーズはサクサクっとクリアしていくと思っていたと書いたけど、それがものすごい順調かというと、そうでもない。

順調にすべりだしていくには、仕掛けが必要だし、仕掛けるには準備が必要だ。

 

秋から冬(前回のブログの時点でも)どうしようかなと、「正解」を探しているふしがあった。今も、正解があると言われたら飛びつきたいが(笑)そんなもんはあるわけがないのだと、やっと骨身にしみてきた。

 

秋はただただ、正解を追い求め

冬はなんか違うぞ?ということに気づいた。

それ以降、

最近は、自分でちゃんと判断し、交渉し、決断しするスキルをあげないとどうしようもないことを悟った。

でも、細かく考えるスキルなんて毎日どう磨いていいかわからんなってときに、図書館で偶然見かけた本がものすごく使えた。

これ↓

 

ゼロ秒思考  頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

 

 

 

これを発見したのが2月はじめ。1か月緩急あるけど続けてみて、かなりいいように感じるのでここに紹介しておく。

 

これをさらさらと書いていて、気がついた。

秋や冬、その分野の専門家にあれこれアドバイスもらったけど、私は自分の中での判断軸があまりなくって鵜呑みにしていたきらいがあった。聞いている相手が属している会社規模やポジション(往々にして、かなりでかい。)をふまえて、「その場所から見える、最適解」を提示してくれているんだけど、私の状況においては別の道があったり、最適解じゃなかったり。

 

そんな超!当たり前のことに、今更気がつく。

遅いが、気がついたことを大事に進めてゆこう。

余談だけど、これを書いていると日々自分が似たようなことをぐるんぐるん考えていることに気がつく。考えている分野も偏っている。それが見えるように文字になって目の前にたまっていき、「あ!わたしこればっか考えてる!」とかわかるのは発見が多い。私の2月は、自己受容というか、自分との対話ばっかだった。

 

 

これ以外に、私が持っているリソース(ざっくりいうと資金)の棚卸も実行。会社の経営とはなんぞや、なんてまだ私にはよくわからないけれど、根幹は家計と近いのではないか。初心者なので、ひとまずは家計というテーマでわかりやすく書かれた本を読みこんだ。秀逸。これ考えておくと、見晴らしがよくなるかんじがする。

(短期のお金のはなし↓)

正しい家計管理

正しい家計管理

 

法人の管理会計が専門の方が書いた本。ケチケチするとかじゃなく、毎月の入ってくるお金と出ていくお金を見える化して、ちょこっとだけでも余る仕組みをつくることをひたすら強調している。そういえば、先日お会いした何個も事業立ち上げている方も、お金の入りと出を見て、必ずプラスにするのがコツとおっしゃっていた。立場が違う二人が同じことをいっているし、真理に近いのだろうなぁ。

 

(長期のお金のはなし↓)※購入検討している人は、紙の本がオススメ。kindleでも買えるけど、ふろく的についているノートに書きながら整理するほうが頭に入る。

正しい家計管理・長期プラン編 老後のお金

正しい家計管理・長期プラン編 老後のお金

 

 

今のところ、初心者マークがついている私がわかるのは、経営とはお金の出と入りを管理すること。お金が出るときは、より価値を大きくするものに使う、ということということだ。 資金繰りが~とかテレビとかで流れていることは、この数字(私の場合は会社のお金をメインで管理している銀行口座の残高を指す)が赤字になりそうになることなのね、ということはわかった。資金繰りでひいひい言いながら、本業をするのは大変なんだろうなぁと思ったりした。私は一人会社なので、そんな状況になったら仕事に全くならない。かなり安全運転に倒して動かしている。

 

きっと、どんなふうに会社を動かしていきたいかによって、このお金の使い方が変わるのだろう。定石的なものは存在するのだろう(〇〇費に〇%、〇〇費に〇%のようなものから、経費的出費に〇%、投資的出費に〇%とか。業種によっても大きく違いそうだけど。)が私の場合はどうなのか、まだわからない。バーンレートとか、専門用語があるようだし、気にはなるけど、このあたりはベンチャーをサポートするコンサルタントの仕事領域なのかもしれない。(よくわからない。そういう友達もいないしなぁ……どなたか、勉強の仕方をご存知でしたら、ご教授ください。。)

 

この投資的にお金を使う量や速さは、きっとその会社のスピード感や「活きのよさ」と密接にかかわってくるんだと思う。どれぐらいゴリゴリいきたいか、というか。

 

そのあたりを考えて、自分はどうしたいのかとかを考えた。

結論。私は走り抜けたい・羽ばたきたいというより、ちゃんと根をはるようにやっていきたいなって思った。じゃあ、どうやって?

 

具体的なことは、まだ考えている最中。

最近考えたのはこのあたりまで。

 

お金のはなしはかなりエグいけど、大事だなって思ったので近日中にブログにできたらいいなぁ。

 

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SWITCH me 引き続き販売しております。↓

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熱海エリアで小売りしたいなと思って、数か所でお土産品も販売はじめました。(今時点で動いているのは→アカオハーブ&ローズガーデンさま、ゲストハウスマルヤさま、

 

※うちでも販売していいよ!という方、ご連絡ください!infoアットswitchme.jp まで。アットを@マークにしてくださいねー。(熱海や伊豆周辺に現在は限定していますが、詳細ご相談させてください)

 

気がついたのは、シンプルすぎることだった。

わかったのは3つ。

・自分は伝えることで、困ったを解決する道筋づくりをしたい。

 (それが、困った人どおしを、ちょっと企画や編集の力をつかうことでつなげることができたら最高。)

・道筋はコレだ!と限定すると、息苦しくなってしまうようだ。道筋をつくりたいが、メンテナンス的なものは得意な人にお願いしたいようだ。なぜなら、メンテ的な緻密さを要求されることがものすごい苦手で、出力がめっちゃさがる。

・これを自分のライフワークとしてやっていくには、仲間がいるとしみじみ感じた。

 

で、どうするか。それを考えて試行錯誤するのが今年の課題になりそう。課題を深く考えるためにも、働き方やキャリア、みたいなキーワードのブログ記事が増えそうだ。

 

(以下、そう思うに至った経緯とか。つらつらと。)

「自分で起業しよう!」と思って具体的に動き始めてから1年強がたつ。

アイディアを得たのは、2016年の1月ごろ。

悩んで、やり方をもんもん考えていて2016年の年末ごろに自分で起業するか、会社になっているところの名前を借りれないかの模索をしていたのが2016年末~2017年はじめ。

 

2017年の初めに、名前借りるのが難しいようだとわかって(要は会社の名義持っている人が首をタテにふらなかったのだ)、自分でやってみようと動き始めた。登記ってなに?ってところからはじまって、あれこれ本見たり、人に聞いたりして会社ができたのが4月。できても、すぐに会社としての形が整うわけではなく…。

 

法人口座の開設にも時間がかかるし、ネット中心に商売するのにネットショップの整備とか、お支払い方法とかの設定があって。もろもろ終わって開始!となったのが7月はじめぐらい。

 

ずっと、基本的には一人でやってきた。自分の計画がうまくいくかもわかんないのに、人を巻き込むわけにはいかないと思っていたし、(そこそこ器用なほうだという思いがあったので)最低限のところは自分でまわせるだろう、、という思いがあったからだ。

仲間が大事、という言葉は自分にピンとはきていなかった。どういう意味なのか、よくわからなかったのだ。

 

でも。やはり苦手なものは、苦手なのだ。具体的には……

・精密さや緻密さが要求されること。数字の微調整、経理的なもの。

・細かい調整・確認・修正作業。小さなPDCAをぐるぐるスピーディーにまわすのは得意でない。

 

逆に、動いてみて改めて自分がどんなときにわくわく、どきどき、いきいきしているのかも際立ってわかってきた。具体的には……

・大きな絵を描くのは楽しい。

・大きな絵を具現化するのも楽しい。伝えることもかなり好き。

・他の人が着手していない独自企画を実行に移しているとき。

 

 

この特徴を活かしつつ、自分のやりたいことをやっていくのに必要なのが、きっと「仲間」だし、そのほうが大きな力が出るのだろうと思う。社会へのインパクトもずいぶん大きくなるのだろう。

 

自分はなにをやりたいのか。

やりたいことに、自分はどうコミットできるのか。

自分が気合でがんばってもうまくいかない苦手分野はなにか。

苦手分野を補完するにはどうしたらいいのか。

(これらの解が、ブログ記事冒頭の要素になる)

 

そんな、すごいベーシックなことに気がつくのに1年かかった。30代半ばの現在の暫定解のようなものが見えたことは、自分にとって意味深いように感じる。問はたったので、あとは解を試行錯誤するだけである。

 

ふむむ。

今日はこのへんでスイッチオフに。

 

 

SWITCH meのアロマミスト、WEBで販売しています。眠りを助けるというコンセプトです。 

 

仲間かぁ。

この前の記事を書いてから、仕事の合間にいろんな人に会ったり、本を読んだりしていた。あれこれ考えて思ったのは、最近1人で動く限界みたいなものを感じているのかな?ってこと。 

 

フリーランスでやってたときは、こんなことは考えなかった。与えられる仕事を、(できるならば先方の期待をちょっと上回った状態で)納期内に返していく。それだけを考えればよかった。 (で、そのために多少の期待値コントロールをしたり。。)そんなかんじだった。

 

私のフリーランスの仕事の収入のメインは、コスメ広告のディレクション。売り上げ目標があって、ターゲットがある。それをふまえてどんなコンセプトを伝えて、どんな言葉で、どんな写真で伝えたらいいのか骨子つくってデザイナーさんといっしょにカタチにすることだ。 (だから、私は手書きでざっと絵をかいたりするけど、パソコンでillustratorとか、Photoshopをいじっているわけではない)

 

考えるのは家で一人でするし、情報集めはその会社さんいいってする。そこにはリソースがあって、その中で情報を整理してカタチにしていくだけだ。

 

今の自分のSWITCH meは、自分ですべてをやっている。自分が得意な分野からずいぶんと飛び出てしまっているし、全く得意じゃない分野もすべて自分でやっている。

 

SWITCH meをはじめる前に、仲間の大事さを説かれたことがある。でも、正直なんのことやら全くわからなかった。1年弱動いてみて、なんとなく「あぁこういうことなんだ」ということがわかってきた気がする。

 

どういうふうに動くといいのか、まだよくわからない。ただ、あれこれ試行錯誤が必要そうだなとしんみりする1月末の週末なのでした。

 

1月読んでいて、一番ドキッとした本の中に書かれていたこと。

自信に根拠なんてない。

石橋を叩けば渡れない。

 

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(日本ではじめて南極で1年過ごす調査隊の隊長をされた方が書いた本。私の生まれる前、昭和47年に出版された本。はじめてのことを完ぺきに予想はできないから、創意工夫と試行錯誤でよい方法をひたすら見つけていくしかないって書いてある。ふむむ。)

 

まだ答えはない。

自分が力を入れられる場所を、ちゃんと選んでいきたいなぁ。

 

 

では、今日はこのへんでスイッチオフ。

 

 

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http://switchme.jp/

 

ブログを、もっと短文で、もっと気軽に書いてゆきたいなぁ。トピックの粒度を小さくしたらいいのかもしれない。