地域に用事をつくる
自分の活動は、いったいなんだろうって考える。
ただ、大学のときに「やりたい!」って思ったことの
単なる実験・実現フェーズにすぎないのかもしれない。
という思いとともに「地域に用事をつくる」実験なのかも
とも思う。
今、地方創生ってめっちゃ言っているけど、
結局その場所に用事がないのであれば、消えてゆくのかなぁと思う。
60年ぐらい前だったか、
当時林業でびっくりするほど儲かったところは、
今もう用事がないから、ガランとしてた。
(京都の南のはしのほうとか、見に行ったことある)
むかし、エネルギーの主役を担っていた炭鉱があるまちは、
もう、用事がなくなってしまって、今は財政再建団体になっている。
(夕張市とかは、これだよね)
私の地元はお茶の栽培が盛ん。
休憩といえば、はっぱのお茶を急須で飲んでいた時代から
コーヒーも紅茶も選び放題だし、お茶もコンビニでペットボトルで
買うようになって、用事はうすれつつある。
(用事ないわけじゃないけど、高いお茶買う理由は消滅しつつあると思う。
一般的な嗜好品ではなく、ごく一部の人が楽しむ嗜好品に変わったと思う)
きっと、どこも同じように過去に大きな用事があって
そこに産業があって、たくさんの人が集まって、
そうすると、まちのお店屋さん(飲食店とか、薬屋さんとか)や不動産屋さんや大家さんの仕事ができて、その地域でおかねがまわっていたんだと思う。
でも、時代がかわって、用事がなくなると
集まっていた人はサーーーと消えていく。
そこの土地の人も、商売ができなくなって違う場所に移っていく。
用事がなくならないように、とがんばっても
変わらないし、新しい用事をつくる難易度はヤバい高いのだろう。
中には、新しく用事を作ってうまくいってる(といわれている)とこもある。
高知の馬路村のゆずだし、上勝町の葉っぱだし、
最近ではきっとIT系の人のリトリートとしての神山町とかなのかなぁと思う。
わたしは、きっとこのあたりをもう少し近くで
見てみたいのだとおもう。
ちいさな仕事としてまわって、お客さまがついて
仕事が事業となって、関係する人が増えて、
今度は産業になって、みたいに大きくなっていく。
そんな妄想をいだきつつも、
で、わたしがやろうとしているのは、
あたらしい用事を見つけるほんとうに最初の一歩、なのかなぁとも思う。
昔はお正月のお飾りとして、あとポン酢のお酢としてつかわれていた
だいだい。
でも、今はお飾りとしての需要も落ちているし
ポン酢もメインはコスト安い醸造酢に役目をうばわれているなかで、
違う場所を切り取ってあたらしい用事をつくることなのかも。
私は、今までコスメ広告をつくる世界に割と長くいたから
親和性が高いアロマを付加価値つけて販売することができないかと
思っている。
ただの自己満足なのかなぁ。
あたらしい用事が見つかったら、おもしろいなぁと
シンプルに思ってはいる。
やはり、地味にファンの人を増やしていくのが、
大事なのかなとはおもっているけど、どうなんだろ。
今日はこのへんでスイッチオフに。
ご覧いただきありがとうございました。
商品サイト
暫定オープン中です。2017年7月はじめには
もっと大々的に告知できるようになりたいなぁ。
会社のコンセプト:
地方にあるおもしろい素材を編集(ed*it*)して、まいにちの暮らしに
フィット(f*it*)するものをつくる、コクピット(cockp*it*)。
たくさんのit があつまっているから、anyit (エニット)と名付けてみました。
今のところ、気に入っている。